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2026
Vol.8
小西政秀の眼で見た日本近代絵画の歴史 2
12月17日 - 12月27日

【開館日】
会期中の木・金・土・日曜日
【開催時間】
10:00 - 17:00(最終入館16:30)
【出陳作家】
麻生三郎 Saburou ASOU
荻須高徳 Takanori OGISU ほか
麻生三郎「人」
ベン・シャーン「伝導の書」
小西政秀の眼で見た日本近代絵画の歴史2
HOKUBU記念絵画館
絵を見て感ずるもやもやとした情緒に名前をつける。そして展覧会の必要に応じて絵を配置して解説をつけていく。そういう展示には弱点があります。それぞれの作品は独自の法則を持っていて、意図しない文脈に組み込まれてしまうことを嫌うのです。最悪の場合は作品にテーマを押し付けることになります。作品にとって描かれた内容がよくわかるのは歴史的な文脈です。ですから肝心なのは作品からそれを切り離さないことです。「小西政秀の眼で見た日本近代絵画の歴史」は歴史的な文脈の中に作品を配置して、ほとんど説明を必要としない時代の帯の中に作品を織り込みます。
三階は時代の変遷がテーマです。作家に触れる選択肢を広くしながら歴史的な文脈を概観します。昭和、大正を経て、明治へと遡ります。明治以降は遡れませんが、過去の光に照らして近現代の理解を深めます。二階は浮世絵を軸にした展示です。北斎に端を発 し、国芳や広重らに受け継がれた一つの潮流について考察を深めます。幕末の娯楽が力を注いだ文化の華を展示します。一階は近現代へと踏み込む展示です。基本的に、一人の作家で部屋を占め、絵を見ること、飾ることをシンプルにします。それは二階と三階の延長でありながらも現代の多様性へと向かう展示です。
樋勝朋己 バスに乗っていくから

荻須高徳「アンコールワット」
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